リハビリスタッフの服部です。
私事ですが、、、
先日、6月23日から25日にかけて行われた
DEEP JAPAN ULTRA100 というトレイルランニングの大会に出場し、
(走行距離160KM 累積標高10000M という山の中を自分の足で進み続ける大会)
最終ランナーとして43時間54分で無事に完走しました。
この概要を見て、ほとんどの皆さんは
「なんで、わざわざそんなしんどいことにチャレンジするのか」と
疑問に思われると思います。(もしくわ、呆れると思います。)
今回は、チャレンジする理由の一端を紹介させていただければと思います。
先に結論からお伝えすると、
セラピストとしてスポーツに真剣に(ガチで)チャレンジする理由は、
「知識を知恵に変えるため」の一言に尽きると考えています。
自分自身が真剣にスポーツに取り組むことで、
ヒトの姿勢・動きなどというマクロなこと
ヒトの筋・骨・関節・神経・循環器などのミクロなこと
これらを”ただ知っていること”という「知識」としてではなく、
経験(身体)を通して試行錯誤した「知恵」として
自分の中に蓄積させていくことができます。
そのような蓄積を重ねることで、
患者様に提供させていただくリハビリテーションの内容を
(クリニックでは主に運動療法・徒手療法などの内容を)
机上の空論になったり、ある流派に固執したり、流行に流されたりしない
患者様の生活動作やスポーツにとって適切な内容に厳選することに
繋がると考えています。
真剣にスポーツに取り組むということは
「競技performanceの向上のために、限られた時間でなるべく効率良く練習を進めていくこと」
を突き詰めていくことになります。
(あたり前なんですが、、時間には限りがありますし、、集中力にも限界があります、、、
無為な時間の延長は、疲労の蓄積による怪我のリスク増悪につながります。)
そのような状況に自ら身を置くことで、
「本当に必要な運動療法や徒手療法はどのようなものなのか」を
切実に日々身をもって考えさせられることになります。
具体的には、、、
「このトレーニングは競技につながらないし、現実的ではないな」とか
「このトレーニングやストレッチは時間も取らないし、日々の練習に取り入れやすいな」とか
「このアプローチは文献では否定的な意見が多いが、現場では使えることもあるな」とか
などが見えてきます。
そのようにして、
スポーツに取り組む日々の積み重ねが
セラピストとしての知恵の蓄積につながり、
リハビリテーションの内容の質の向上に繋がるのではないかと
考えています。
一人のセラピストとして、
そして、一般トレイルランナーとして
これからも日々、知識を知恵へ変えていく道を進んでいきます。
これからもよろしくお願いします。
最後まで拝読いただき、ありがとうございました。