リハスタッフ作業療法士の服部です。
最近のドラマ「陸王」ブームにあやかってではないのですが、
先月11下旬に東京で開催された
「裸足の機能」に焦点を当てた
Barefoot Rehab Specialistの資格講習会に参加してきました。
(アメリカの足病医であるEmily Splichal によって考案さ
講習会の内容を踏まえて
皆さんに「足の機能を賦活させる方法」ついて
以下のトピックに基づいて考察して行きたいと思います。
- ヒトの移動の歴史は、靴ではなく裸足が作ってきた。
- 裸足トレーニング
【ヒトの移動の歴史は、靴ではなく裸足が作ってきた。】
私たちは、普段外を歩くときに靴を履いて生活しています。
当たり前のことのようですが、
ヒトが直立二足歩行を始めてからの歴史から見ると
それはつい最近のことなのです。
ヒトが直立二足歩行を始めたのが
(諸説あるのですが)約600万年前と言われています。
そして、靴が歴史上に出現したのが
2世紀ごろのゲルマン民族と言われています。
ヒトが直立二足歩行の歴史を1日(24時間)とすると
靴の歴史は約40秒しかありません。
そのように歴史の長さを比較すると
「ヒトの移動の歴史は、靴ではなく裸足が作ってきた。」と
言えるのではないでしょうか
それと同時に
「ヒトの足は、靴ではなく、裸足での移動で形作られてきた」
と言えるのではないでしょうか。
という訳で、足の機能を賦活させるには
裸足がキーポイントになる訳です。
【裸足トレーニング】
裸足の重要性が分かっても
明日から、裸足で会社や学校に行くわけには行きません。
なので、裸足トレーニングが大切になるわけです。
ここでピックアップしたいのが足部内在筋という筋肉です。
(これは一つの筋肉ではなく、足裏にある筋肉を総称した呼び方です。)
足部内在筋は、足のアーチを形作るだけでなく、
センサー(固有受容覚)としての役割も果たします。
講習会で紹介されていたトレーニングは、
残念ながら、クリニック内で直接お伝えすることしかできません。
(すみません。)
なので、このブログでは、
足部内在筋の役割を簡単に感じることができるワークを
一つ紹介したいと思います。
①、裸足になりその場に立ちます。(足幅は、腰幅くらい)
②、目を閉じ、体をゆっくり前後左右に揺らします。
③、②でふらつかない方は片脚立ちになります。
①から③の工程を足裏に注目しながら、行ってみましょう。
足裏の筋肉が頑張って体を支えてくれているだけでなく、
足裏の感覚を頭に伝えてくれていることが
もしかしたら、感じてもらえるのではないでしょうか。
今回は、「足の機能を賦活させる方法」を
2つの限られたトピックでしかお伝えすることが
できませんでした。
しかし、足の機能はまだまだ奥の深いものです。
今後のブログを通じて
少しづつお伝えさせていただきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうござしました。