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リハビリスタッフ作業療法士の近藤です。
前回のブログでは私の自己紹介をさせて頂きましたが、今回は『私の好きな映画紹介』と言う事で映画の紹介をしたいと思います。
2008年 是枝裕和監督製作の、『歩いても歩いても』です。
この映画は、法事で実家に集まる家族を描いたものですが、面白可笑しな出来事が起こったり、ハラハラしたり、涙したりの全く無い、何も起こらない映画です。
しかし、なぜか映画の中に引き込まれ魅了されてしまう映画だと思います。
簡単にストーリーを紹介します。
主演の阿部寛が兄の命日に、妻と子供を連れ、彼の実家に帰省する二日間を描いています。
阿部寛の両親は樹木希林、原田芳雄、姉にYOU、彼女も夫と子供2人を連れ帰って来ています。
ちょっと複雑な阿部寛と妻と子供との関係。
樹木希林とYOUとの何気ない会話、医師を引退した原田芳雄演ずる頑固な父と医者にはならなかった阿部寛との関係。
前夫と死別し連れ子のいる阿部寛の妻と樹木希林の関係など、この人達の間合いが何ともリアルでいい感じの映画です。
家族だから言える本音や甘え、微妙な遠慮。そして家族それぞれに流れる時間の経過、その中での親の気持ち、子の気持ちが、リアルに描かれています。
誰もが自分の人生と家族の物語を重ね合わせずには居られない、そんな映画です。
機会があれば是非ご覧下さい。
次回の近藤ブログでは『私の好きな映画紹介パート2』をお送りします。
お楽しみに!