こんにちは、看護師の木村です。今回はご高齢の方のお膝の痛みについてお話します。
膝は、私たちの体重を支える大切な関節です。
「階段を下りる、スポーツする、正座する」など、日常ごくごく当たり前に行う動作により膝にはいろんな角度から力が加わっています。
<日常生活の膝への負担>
平地歩行:体重の3倍
階段の上り:体重の5倍
階段の下り:体重の7倍かかると言われています!
特に、長年頑張ってこられたご高齢の方は、老化現象で膝の軟骨や骨がすり減って(変形性膝関節症)炎症が起こり、痛みを生じて来院される方が多いです。
<膝の痛みを防ぐには>
①太りすぎない:肥満は特に膝に大きな負担を与えます。
標準体重=身長(m)×身長(m)×22です。
皆さんどうですか?
②長時間歩きすぎない:歩く事は大切ですが、膝に違和感を覚えたら必ず
休憩して安静にする事が大切です。正座も避けて下さいね。
③膝にヒアルロン酸の注射を定期的にする:関節の動きをよくする他、
炎症を抑えたり軟骨の摩耗も抑えます。
当院では、2週間に1度の注射を院長が行っていますので、痛みにお困り
の方は、是非診察でご相談下さい!
④サポーターをする:横ぶれや膝の不安定さをカバー出来ます。
当院にてフィッティング後にお渡しできます(自費で2500円です)
⑤膝の体操で筋力を強くする:変形性膝関節症の痛みの予防と治療のためには、膝の体操を行う事が大切です!
当院では、リハビリテーションにて丁寧にご指導させて頂いております。
継続が大事なので、最低3か月は一緒に頑張ってリハビリを続けていきましょう!
だいぶ日差しも強くなってきましたので、脱水にならないよう、水分補給をしながら一緒に頑張りましょうね(^^)