リハビリ室、作業療法士の服部です。
今回は「テレワークと背中の凝り」の関係性と対処法について書かせていただこうと思います。
先に結論から書かせていただくと
「テレワークでは、座り続ける時間が長くなり、背中の筋肉に持続的に一定の負荷がかかり続けた結果、凝りが発生する。」
「よって、背中の凝りを防ぐためには同じ姿勢を持続しないことが必要。」
になります。
詳しく解説すると、
まず、テレワークでは普段の仕事に比べて、動きのバリエーションが減ります。
具体的には、通勤や社内での移動も無いので、パソコンの前に座り続けることになります。
その動きのバリエーションの低下が筋肉に一定の負荷を与え続けます。
例えば、デスクワークの時には、無意識に顔をパソコンに近づけて背中を丸めた姿勢で作業を続ける方が多いと思います。そうすると背中の筋肉は伸ばされながら身体を支え続けることになります。
筋肉は、一定の負荷を与えられ続けると循環が損なわれ、疲労物質が溜まったり、発痛物質が発生したりします。
それらの物質が
「背中の凝り」として自覚されるのです。
要するに、筋肉は伸ばしたり縮めたりしないと循環が悪くなり、凝りが発生してしまうのです。
では、再びテレワークが再開されたとき、背中の凝りを防ぐためにはどうしたら良いのでしょうか?
簡単に実践できる2つの方法を紹介したいと思います。
一つ目は、
「同じ姿勢を続けない」です。
具体的には、時々パソコンから目を離して、座りながらでもいいので、伸びをしてみて下さい。
二つ目は、
「インターバルを意識する」です
具体的には、仕事に一定の間隔で短い小休止を入れることです。できれば、45分〜1時間毎に少し席を立ち、少し歩いたり、伸びをしたりしてください。
これら2つの方法を実践することで、
背中の筋肉に一定の負荷が加わることを防ぎ、背中の凝りの軽減につながると考えられます。
ぜひ、実践してみてください。
最後まで
お読みいただき、ありがとうございました。